「ベリーダンス健康法」で前向きに!
Hさん(45歳)
私がベリーダンスについて持っていた思い込み。それは、「スタイルの良い元々キレイな女性が踊るもの」というものでした。そこからかけ離れている私にとって、自分とは関係ないものでした。
だいたい、この私がダンスをするなんて、想像しただけでも笑っちゃうもんね~、無理無理。
これが、「ベリーダンス健康法」と出会う前までの私の正直な気持ちでした。でも、心のどこかでは気になっていたのだと思います。スポーツクラブでベリーダンスのレッスンのコマがあった時に挑戦はしてみたんです。でもそれは、私の思い込み通りのものでした・・・。
そんな時、横森理香先生の40代女性向けのエッセイ本と出会いました。そこには私のベリーダンスに対する思い込みと正反対のことが書いてありました。その中でも私の心に響いたのは「ベリーダンスとは、命を寿はぐ踊りなのです」という一節でした。
自分自身の命がここにあることを喜び、踊りあう人々が、互いの存在を讃えあう?? 「マジっすか?」という思いが私の中をぐるぐる駆け巡りました。何故ならば、その時の私はいわゆる自分を失っている状態だったからです。周りからどう見られているかばかりを気にして、良い母、良い妻、良い嫁、良い従業員であろうと必死だったのです。
気が付けば、自分よりも別の人の気持ちばかりを優先している。そればそれで素晴らしいことなのかもしれませんが、自分は?というと、何か満たされない感じだったのです。いつも頭には、「私なんて・・・」と、自分を卑下した悲しい思いばかり。そのせいか愚痴っぽくて、いつも夫や職場の人や自分の待遇・・・すべてに対して怒っていました。
横森先生の本を読み、「ベリーダンス健康法」が私の知っているベリーダンスとは少々違うというのは理解できたものの、私の頭や心にこびりついている思い込みは、なかなか取れなかったのです。「ベリーダンス健康法」のことも、忙しい日常のなかでだんだん忘れていってしまいました。そんな時、まったく予想しなかった形で、私の今までの考え方を覆す転機が起こりました。
東日本大震災。
東京にいたので、被害にあったわけではないのですが、人間は自然の力には敵わないんだという事、私たちはいつ命を失ってもおかしくないという事実を強く意識した出来事でした。もしも予想外の展開で命を終えることになったとき、今の生き方を後悔しないのか?と、自分自身に問いました。答えは「NO.」
そして、それからは自分の時間、気持ちを少しずつ優先するようになりました。それが許される環境だったことは、とても恵まれていたと思います。そしてベリーダンスを踊ってみたい気持ちがつのり、「ベリーダンス健康法」のレッスンへ参加するようになったのです。
レッスンの初期のころは、スタジオの大きな鏡で自分を見ることも恥ずかしくて出来ない、まして、踊りあう相手の目を見る、見られるなんて!しかも、初めて会う方と!恥ずかしい気持ちのほうが大きく、なかなかうまく出来ませんでした。しかし、ダンス仲間はそういう私を温かく迎え入れてくれました。まさに、女神様たちです。
お互いを高めあう、褒め合う言葉が飛び交い、ネガティブな言葉はそこには無い。
「私は、私のままでいいんだ!!」
大袈裟かもしれませんが、生まれて初めてそう思えた瞬間でした。
私が「ベリーダンス健康法」に出会って一番変わったこと、それは「自分を愛せるようになったこと」です。そして、自分の可能性を信じることが出来るようにもなりました。これからも“命を寿ぎ”ながら、いろいろなことにチャレンジしていきたいです。私のHOMEは「ベリーダンス健康法」です!
「ベリーダンス健康法」で前向きになったHさんは派遣から正社員に昇格。私生活も充実して今、ミュージカルにも挑戦しています。憧れのロンドン、ニューヨークへも本場のミュージカル鑑賞に行き、この夏はヒュー・ジャックマンを追いかけてラスベガスへ。ブロードウェイの舞台に五十代デビューか? とみんなで期待しています♡